枕ってピンからキリまで様々ありますが、Amazonには見知らぬメーカーの人間工学枕が格安で売られているようです。
それらの枕について感じた事を書いてみたいと思います。
amazonの健康枕
聞いたことのないメーカー
Amazonを見てみると人間工学設計を謳った低反発枕が5 000 ちょっとで売られていました。
メーカーはIKSTARやAdokooという所、聞いたことはありませんね。
製品自体は中国製のようです。
パッと見はウレタンにインナーカバーが付いていたり何かと物は悪く無さそうな印象を受けました。
他のメーカーも同じような形状の製品でカバーだけ違うようです。
また、会社なども不明で得られる情報がAmazonページにしかありません。
中国製でも品質の高いモノもあるので一概に全てダメなんて言いませんが、情報がなさ過ぎですよね・・・。
レビューの低評価が多い
レビューを見てみると総じて高評価を得ているようにも見えますが、低評価のレビューもなかなかありますね。
使用感については個人差があるため触れませんが、下記はどうかと思う点です。
- サンプル提供で「高評価集め」をしている事に苦言
- 購入した枕と共に「何かあれば当店まで連絡を」のビラ1枚が入っていたが、電話番号やウェブサイトの記載なし
- 見本画像と届いた製品が違う(真ん中の窪みがほとんどない)
上記は実際にあったレビュー(原文ママではありません)
ちなみにAmazonの中国製品はレビュアー(レビューを書く人)にサンプル提供してレビュー集めする傾向があります。
主にデジタル製品ジャンルなどで一般的に行われており一時期問題視もされていました。
それはさておき、最低限どんな会社なのか?とか知りたいですよね。
見本画像と製品が違うなんてのはネットショッピングとしてもってのほかです。
Amazon枕の問題点
製品に想いや自信を感じられない
何というか、どこまでも価格重視だなぁという感想ですね。
それはそれで需要があるから売り手側も理解してやってるのでしょうけど。
5 000 分の価値がある枕かというと、正直疑問が残ります。
それならあえてAmazonで選ぶ必要はなく、寝具量販店などで良いでしょう。
これは推測でしかありませんが、同一工場で大量生産した枕に違うカバーとメーカー名を付けて販売しているのだと思います。
テンピュールのミレニアムネックピローと似ていますし、形状はどこかから似せたのかもしれませんね。
ただ、低価格で絨毯爆撃のように販売する売り方は理にかなっていると言えます。
個人的にはそれよりも枕の品質を裏付ける「想い」や「自信」を全面に出してほしいですけど・・・。
形を似せるだけでは本物は超えられませんし、現状では不明点が多く恐怖すら感じます。
立派な見栄えだけど、安すぎる
高品質な枕が欲しいと思った時に気になるのは価格でしょう。
人間誰しも安ければ安いほどいいものです。
「安いを求める心理的な部分を突いて、レビューで落とす」
という一連の流れをものすごく感じました。
あまり熟考せずにポンと買えちゃう価格帯なんですよね、うまい。
こういう時に僕はこんな事を想像してしまいます。
「ピカピカの中古車があり得ない激安価格で売られていたら、買うだろうか?」
「築浅で良い間取りの賃貸物件の家賃が激安だったら、何も疑わないだろうか?」
しっかり手間ヒマかけた製品や新しい製品は普通高く売りたいと考えますよね。
個人的に高品質枕の相場は10 000 〜と思っています。
(そのメーカーにもよりますが目安として)
最後に
愛着が持てる寝具選びをしよう
価格は大事です。
ですが、毎日使うものだからこそ、自分に合っていてかつ「愛着の持てる枕」が良いと考えます。
その方が眠る楽しみもありますし、寝具の恩恵を十二分に感じられるでしょう。
寝具は自分のパートナーと言っても過言ではありません。
短期的な目線ではなく、長期的な目線で選ぶ方が失敗しない事は確かですね。