二交代制や三交代制、夜勤のある職場ではもちろん、近年は昼寝休憩のある職場も増えているようです。
「仮眠を取り入れることで仕事効率が上がる」という人もいますから、それは企業にとっても社員にとっても良いことですよね。
しかし、ただ机に突っ伏して目を瞑るだけでは理想的な仮眠は取りにくいでしょう。
この記事では「仮眠効果を120%引き出すグッズ・枕・ベッド」や仮眠の基礎知識を解説します。
オフィス仮眠が捗る!おすすめグッズ3選
デスクでうつぶせ寝はダメ?ネックピローを使うべし
オフィスで仮眠を取る際、最も多い寝姿勢はうつぶせ寝でありデスクに突っ伏して寝る人も多いものです。
学生の頃から居眠りのスタイルとして定着していますからね。
しかし、デスクでうつ伏せ寝はおすすめできません。
デスクでうつぶせ寝がダメな理由
- 腕枕が眼球を圧迫する
- 身体が大きく曲がるため内臓を圧迫する
腕枕は痛くなるので、デスク用のうつぶせ寝枕も売ってますが微妙です。
実際に自分で買って試してみたところ使いにくかったので実験材料にしたのち処分しました。
ということで、仮眠を取るなら「仰向け」が理想ですが、社内で堂々と仰向け寝できる環境も少ないでしょう。
そこで考えるべきが「ネックピロー」です。
ネックピローの中でも抜群の安定性を誇るオーストリッチピローGO
よく飛行機などで背もたれを少しリクライニングさせてネックピローをつけている人がいますよね。
オフィスでもあの姿勢で仮眠を取るのがおすすめです。
安いネックピローは安定性に欠けるので、少々高くても長く快適に使える製品を選びたいもの。
一般的な企業のオフィスチェアは背もたれが頭まで伸びてないので頭部が不安定になります。壁を利用できれば良いですが、位置的に不可能なら椅子の高さを下げてデスクに肘をついて頭を支えましょう。
デスクチェアよりキャンプ用ハイバックチェアで最強の仮眠環境
椅子の背もたれが短くてどうしても頭部が落ち着かない場合、手っ取り早く椅子自体を変えた方がよいです。
といっても背もたれの長いハイバック仕様のオフィスチェアは高価ですから、仮眠のためだけに用意するには微妙ですよね。
ロゴス(LOGOS) デザインハイバックあぐらチェア(カモフラ)
キャンプ用のあぐらチェアなのですが、重量がたったの3kgで折りたたみも可能です。
収納ケース付き、収納後の長さは89cm×17cm×17cmなのでよくある縦長の社員ロッカーに収納できるサイズ感。
これなら後頭部まで支えられるうえ、脚を伸ばして座れるのでデスクチェアで寝るより身体によいでしょう。
さらにローポジションなので一般的な視界よりもだいぶ低く「仮眠してる姿をあまり見られたくない」なんて方にも最適。
DOD(ディーオーディー) スワルスエックス 軽量 コンパクト チェア
こちらのハイバックタイプは重量1.8kgでさらにコンパクト(W55×D13×H16cm)に折りたためます。
少しお値段はアップしますが、シンプルでオシャレですよね。
社内の音が気になるならイヤーマフ+耳栓で無音世界へ
オフィスで仮眠を取るといっても電話の音や話し声などが聴こえては落ち着けませんよね。
そんな時には耳栓がお手軽ですが、耳栓だけでは防ぎきれない音もあります。
そこで今回ご紹介するのはこちら!(ジャジャン
こちらイヤーマフという工事現場など騒音の激しい場所で装着する防音マフです。
よく海外で銃を打っている人の映像を見るとヘッドホンみたいなの付けてませんか?あれがこれ。
こちらは3M社製の最高性能を誇るモデルX5Aとなりまして、なんで僕が持っているのかというと騒音を防いでみたかったからです。
実際付けてみると音が遮られているのが実感できますし、MOLDEXの耳栓と組み合わせたらほぼ無音になりました。
定価6 000 くらいですが、Amazonだと4千 台で買えます。
他にもX1AやX2A X3A X4Aとありますが、どうせ買うなら最上級モデルのX5Aが後悔しません。
仮眠の基礎知識とメリット・デメリット
約15分〜20分位が仮眠にとってベストな時間
仮眠がもたらすメリットは以下となります。
仮眠のメリット
- 眠気がなくなる・・・昼間の仮眠は数時間分の熟睡に匹敵。
- 作業効率の向上・・・睡魔により判断を誤ったり、ミスを防止。
- 学習・記憶の定着・・・学習した内容や、記憶を整理し定着。
- 眼精疲労の回復・・・仕事で目を酷使している人は目を労る効果。
普段の睡眠では、一夜の間に深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」が交互に行われ、朝方レム睡眠の状態で起床するのが良い目覚め方だとされています。
眠りに入った直後は浅い眠り(レム睡眠)となり、およそ20分を境に深い眠り(ノンレム睡眠)に突入します。約90分後にはノンレム睡眠の深度が上がり、そこからまた徐々にレム睡眠へ移行。
このことから、レム睡眠に突入する前、時間にして約15分〜20分位が仮眠にとってベストな時間といえます。
仮眠のデメリット
- 寝過ごす危険性
- 時間帯・時間を間違うと夜間の睡眠に悪影響
- 仮眠のせいで更に眠くなる
特に寝不足で心身ともに疲れている場合「ちょっと仮眠を・・・」とはならず、爆睡してしまう可能性が大。
頑張って起き続けるか、そのまましっかり寝てしまう方が良い事もあります。
寝付きの悪い人はどうすれば仮眠できるか?
もし社内で仮眠する機会があったとしても「そんなすぐ眠れないし・・・」という方も多いでしょう。
目を瞑って5分後にはいびきをかいている人もいれば、1時間経っても寝付けない人だっています。
そういう方は無理に眠ろうとは思わず「目を瞑って何もしない時間を持とう」と思うことが大切。
つまりは瞑想みたいなものだと思ってリラックスに意識を向けてみたほうが良いかもしれません。
マンガで実践! 世界のハイパフォーマーがやっている「最強の瞑想法」 (大和出版)
さいごに
耳栓・アイマスクは当たり前
仮眠グッズとして耳栓やアイマスクを挙げている記事もありますが、それらは当たり前すぎるのでもう少し踏み込んだ品物でまとめてみました。
なお、耳栓やアイマスクをお探しの方は下記の記事もぜひ参考になれば幸いです。