日本の住居スペースを有効的に使える2段ベッド。
兄弟のいるご家庭や、学生寮などでも活用されていますね。
新たに2段ベッドを購入する場合「敷布団とマットレスどちらを敷くべき?」と悩んでる方も多いでしょう。
そんな方へ向けて2段ベッドと敷きモノについて解説したいと思います。
2段ベッドには何を敷けばいい?
敷布団よりはマットレスがいい
最初に言っておくと、敷布団でもマットレスでも問題はありません。
ただ個人的には「敷布団よりもマットレスが良い」と考えています。
その理由としては下記。
- 湿気によるカビ対策
- メンテナンス性
- 寝心地
湿気によるカビ対策
綿が詰めてある敷布団は湿気を吸いやすい上に、ちゃんと干さないと湿気が逃げていきません。
しかし上段にある敷布団を定期的に干すのは結構大変なんですよね。
だからといってそのまま放っておくとカビ発生の危険性もあります。
その点、マットレスは3つ折りタイプであれば簡単に干す事が可能。
マットレスの芯材自体にコシがあるため、左右どちらかの端をベッドのサイドガードに乗せて隙間を作るだけでも効率的に湿気を逃がせます
ベッドから取り出すことなく湿気を逃がせるのは三つ折りタイプの良いところですね。
メンテナンス性
湿気によるカビ対策と被りますが、やはり敷布団は床や畳に適した寝具。
特に転落防止のサイドガードが付いている2段ベッドに敷くのは不都合が多いです。
マットレスであれば3分割されたコシのある芯材でパタパタと折りたためるため掃除も簡単。
掃除を怠るとダニやカビの養分となる髪の毛やホコリ・角質などが溜まりやすくなり不衛生です。
寝心地
2段ベッドの多くは床板がスノコのようになっています。
(あるいは鉄製の棒が格子状に組み合わせられた床板)
この上に敷布団を乗せると、床板のゴツゴツ感を感じやすく寝心地は良くありません。
あまり薄い寝具を乗せて使うと体重が分散されず床板も壊れやすくなるので注意が必要ですね。
木製であれば割れたり、鉄製であれば歪んだり溶接が外れて壊れる危険性があるでしょう。
マットレスを使う際は厚みが10cm位のものを選ぶと安心です。
マットレスはベッド用のコイル入りがいい?
マットレスにはベッドなどに使うコイル(金属スプリング)入りのマットレスと、ウレタンフォームなどを芯材としたマットレスが存在します。
耐久性で言えばコイルマットレスの方が丈夫ですが、寝心地が硬く重量もかなり重いのがデメリット。
また、安物だとキシミ音が発生しやすいなど「中途半端なモノは選ばない方が良いのが寝具」です。
ウレタンマットレスといえば「敷布団の下に敷くもの」というイメージを持つ人も多いでしょう。
実際それらのウレタンマットレスは薄く柔らかすぎるため1枚で使うことは出来ません。(物理的に可能ですが底づきしますし身体によくないです)
今は「一枚で使う体圧分散性に優れた高反発マットレス」があるため、それを使うのが一般的。
耐久性も高い製品が多いので、それらから選べばコイルマットレスを選ぶよりも良い環境になるでしょう。
ただし、こちらも安物だとウレタン品質が悪く化学臭がしたり、半年程でヘタってしまったりと問題が起きやすいので注意して下さい。
2段ベッドにおすすめの高反発マットレスは?
マニフレックス イルマーレウィング
2段ベッドには自分も愛用しているマニフレックスのイルマーレウィングがおすすめ。
価格はシングルサイズで36 000 と高めですが、それでもおすすめである理由としては下記が挙げられます。
- 裏表で硬さが違うため子どもから大人まで使える
- 耐久性が高く保証も10年間
- 体圧分散性に優れた高反発で身体に優しい寝心地
- 温度変化に強く、蒸れにくい素材
例えば子ども用マットレスとしても優秀で、まだ体重が軽い小学生くらいだと柔らかい面でちょうど良い反発力。
成長して高校生くらいになるともう大人同然ですから、裏返して硬めの面を使うと寝心地が安定するでしょう。
製品保証も10年あり、ちょうど小学生高学年〜成人目前までは余裕の耐久性ということ。
今の2段ベッドって上下を切り離して2つのシングルベッドにすることが出来るタイプもあります。
これは長く使うための工夫といえますが、マットレスもまた長く使える良いモノを買った方が実は安上がりなんですよね。
今の御時世だと1万 以下で買えるマットレスも数多くあるものの、個人的には「価格なりの品質や耐久性でしかない」と判断しています。
イルマーレウィングだって10年使えば1年あたり3 600 ですからね。
【関連記事】マニフレックス イルマーレウィング購入!口コミ評価レビュー
最後に
長く使うからこそしっかり選ぼう
二段ベッドやマットレスなど寝具類はピンからキリまで幅広くあります。
多くの人は「安ければ安いほどよい」と価格優先で選択しがちですが、安いモノにはそれなりに訳や理由があるもの。
安物の寝具だと買った後にこんな後悔をしてしまう可能性もあるのです。
- 臭くて眠れない(身体に悪そうなニオイがする)
- ギシギシとキシミ音が出て不快
- 精度が甘くてちゃんと組み立てられない
- 床板や柱の設計が甘くて亀裂が入ったり壊れたりする
- すぐにヘタって腰や身体を痛めてしまった
- すぐダメになってしまい交換費用と処分費用が発生
こういうリスクをしっかりと理解した上で寝具を選ぶべきだと考えています。
買う時は「げっ、高いなぁ・・・」と思っていても、5年10年経った後に振り返れば「安くて良いものを買えた」と思えるでしょう。
参考になれば幸いです。